MyFairOlympics

やめたいやめられないリアルタイム観戦

2026.02.26

ヨーロッパの五輪だと、時差があるのでテレビ観戦も大変ですね。
昼間に競技を行ってくれれば日本では夜なので、普通の人はまぁまぁ見られる。が、夜にやられちゃうと、日本の深夜から早朝なので工夫が必要になります。私はオリンピック期間中は午後から仕事をするようにして、フィギュアはリアルタイム観戦してましたが、そうすると普通の日本人にとっては丁度良い時間にやっていると思われるモーグルはリアルタイムで見られなかったりするのですね。まぁ、青空の下で白い雪の上を滑っているのがステキなので、そのままの時間帯でいいと思いますが、年々夜にやる競技が増えている気がします。ジャンプなんて、夜やって危険じゃないか心配になってしまうのですけどね。

オリンピック開会直後は嬉しくてハイになっていたので目覚ましをセットするのも楽しかったのですが、そんな生活にも疲れ、我に返ってふと「そもそもリアルタイム観戦なんて、する意味があるんだろうか?」なんて思ってしまいました。フィギュア・スケート ペアのフリースケーティング(FS)の日の事でした。

ショートプログラム(SP)でミスをしてしまった三浦璃来&木原龍一組に関しては「実力があるからメダルは取るだろうけど、もう金は無理なんだろうな」なんて思ってしまいました。日本人ペアとしては初のメダルなので何色でもとても喜ばしい事ではあるけれど、木原選手のSP後のあの落胆ぶりから想像すると、銀や銅では晴れやかな笑顔が見られるとは思えず、私も「FS楽しみ!」という気分にはなれませんでした。
そもそも自分はリアルタイム観戦する程ペア・スケーティングが好きなんだろうか?
現地観戦していた頃は好きなペア選手もいたのですが、ペア競技はテレビではあまり取り上げてくれないので、現地観戦しなくなると自分にとっての馴染みの外国人選手はいなくなっちゃうんですよね。シングルだったら日本人選手以外にも好きな選手は何人もいるので「リアルタイム観戦したい」と思うけれど、すみません、ペアでは三浦&木原組以外にこれといって応援したい選手がいないのです……。

まぁ、同じ時間帯に「スキージャンプ男子スーパーチーム」もあったので、一応目覚ましはセットしました。
ただ、「待ち遠しい!」とシャキッと起きることはできず、ダラダラと、まるでやっつけ仕事のようにテレビとパソコンをつけたのでした。
テレビではフィギュア、パソコンではジャンプ。
パソコンにはテレビ視聴アプリを入れているので、配信ではなくどちらもテレビ放送です。
あれ、フィギュアでもジャンプがあるから紛らわしいですね(アイスダンスはジャンプないんですけどね)。いちいち「スキージャンプ」って書かないとダメかな。いや「スーパーチーム」にしようか、2人組なのに「スーパーチーム」ってすごい名前だけど、「ペア」だと更に紛らわしいので、今回はこの名前で良かった(苦笑)。

さて、スーパーチームは1人3本ずつ飛ぶ競技です。
二階堂選手は3本飛びました。二階堂選手の3本目のジャンプは素晴らしかった。各国の1人目が全員3本飛び終わった時点で、トータル2位。「目が覚めるようなジャンプ」とはまさにこの事。比喩ではなく、見ていた私がシャキッとしました。本当に目が覚めました。最後は小林選手が飛んで、もしや逆転V!?

その後、急に雪が強くなってしまって、中断となりました。
スタッフの皆さんが懸命に雪を飛ばす作業などを行っていましたが改善される気配がありません。Xを眺めると、長野五輪のスキージャンプ団体の話で盛り上がっていました。あの時はテストジャンパーの皆さんが頑張りました。何人ものテストジャンパーが飛びましたが、1人でも失敗したら競技続行不可とみなされて中止になったかもしれなかったんですよね。テストジャンパーの皆さんのおかげで競技続行可能と判断されて再開できて、見事日本チームが金メダル獲得したのでした。
果たして今回はどうなるのか? ハラハラドキドキ。これはリアルタイムだからこそ味わえた感覚でした。

雪に埋もれながら(?)競技再開を待っている選手の姿がテレビに映りました。それをChatGPTに描いてもらったのが以下の画像。

snow
元のテレビ画像は雪で煙っていたのでこんなにクッキリではありませんでした。写真のようにリアルだ……。

結局、競技はそのまま終了。「じゃ、日本2位!?」とぬか喜びしたら、2人が2本ずつ飛び終えた時点(3本目に入る前)の順位が、最終結果として採用されるという事で、哀れ二階堂選手のスーパージャンプはなかった事に。6位となってしまったのでした。
小林選手がインタビューを受けていた時には雪は嘘みたいにやんでいてビックリ。
3本目を飛ばせてもらえなかった小林選手は「飛びたかったですね。5分でも待ったらできた。その判断がなぜできなかったかわからない。悔しい」と言っていました。
Xでは「雪雲レーダー持ってないのか」とおっしゃってる人がいて共感しました。
船木和喜さんは、「夜の試合だっていうこともあると思います」とおっしゃったそうで、なるほど、それも納得。平昌五輪のジャンプ会場で「絶対最終電車に乗り遅れられない」とハラハラした事を思い出しました。リレハンメル五輪時には現地でフィギュア・スケート見て終電逃した私です。
今大会、小林選手は好調とはいえず、3本目を飛んでどうなったかはわからないんですけどね。万が一失敗して、「小林選手がちゃんと飛べばメダルだったのに」なんて言われたら悲しすぎるけど、そんな想像をされる事自体、本人は不本意だろうなぁ。ごめんなさい。

そんな、モヤモヤした気分を吹き飛ばしてくれたのが、フィギュア・スケートの三浦&木原組。いやー、本当に凄かった。順位を上げる事は確信していたけれど金メダルに届くとは思っていませんでした。FS歴代世界最高点をたたき出すとは!!
北京五輪の団体戦のペアの際に、「カナダとアメリカを日本のペアが上回っています」という言葉で夢見心地になった事を当サイトに書きましたが、「カナダとアメリカ」どころか、世界一、高橋成美さんによれば「宇宙一」ですからね、感慨ひとしおです。
その高橋さんの解説がまた良くて、泣かされました。高橋さん、ちょっとキャラ濃すぎと思ってましたが、見直しました。素敵な人ですね。感情的な所もあるんだけど、意外と技術的な事もきちんと解説してくれるし、名言も飛び出したし、とにかく素晴らしかった!!
冒頭に「自分はリアルタイム観戦する程ペア・スケーティングが好きなんだろうか?」なんて書いちゃいましたけど、あんなに感動するとは思いませんでした。起きてて良かった。リアルタイム観戦して本当に良かった。こういう事があるから、リアルタイム観戦はやめられません。
リアタイで観ると、普通はリプレイされると「あー、もう見たからいいよ」と思っちゃうのに、今回はリプレイ時もつい引き込まれて、繰り返される度に何回も見ちゃってました。で、毎回なぜか泣きそうになる(笑)。